今年も例年以上の暑さが続いており、すっかりエアコンのお世話になる毎日ですが、きちんと汗をかいているでしょうか？

熱中症対策としてエアコンは必要不可欠なものだと思いますが、家の中や外出先の室内で足先が冷たいということはありませんか？

もともと人間の体は、環境や季節に適応するようにできています。　　夏になれば汗腺が開き、汗をかくことで体温を下げて体温調節を行います。　ところが、現代の生活環境は常にエアコンにより一定温度に保たれていて、その上、運動不足やシャワーだけの入浴習慣などにより夏でも汗をかかないでいられるようになってきました。　そのため汗腺が衰えてしまい、高齢者だけでなく若い人たちでも体温調節が出来なくなっている方が増えてきています。

夏でも汗をかかずにいられるのは確かに居心地が良いのですが、夏は汗をかくべき季節と思ってください。　そして、冷房の環境以外でも足先の冷えが戻らないとしたら要注意です。　内臓までもが冷えているかもしれません。

ご自宅でエアコンの中にいるときは、ご自身が身体を動かした時に少し汗をかくような温度設定にしていただくのが良いと思います。　じっとしていて足が冷えると感じたら、エアコンの温度設定を上げたり、運動をしたりして身体を冷やさないように気を付けましょう。