ビタミンⅮは私たちが太陽を浴びることにより、唯一私たちの皮膚で作ることのできるビタミンですが、紫外線老化やシミを気にして太陽を避けているため、体内のビタミンDが不足している人が多くなっているとのこと。
実際に『しえすた』でもお肌の老化防止対策として、一年中『日焼け止めクリーム』を塗るようにおススメしているわけですが、身体全体の健康維持の事を考えると、毎日10分とか15分程度、身体の一部でも良いので紫外線に当たることは必要なことなのです。
ビタミンDの働きですが・・・まずは健康な骨を保つために必要不可欠な栄養です‼
カルシウムとリンの吸収を促して、血液中のカルシウム濃度が高めて骨の形成を促進します。
そして、血液中のカルシウムの濃度を保つ働きをしてくれます。
特に女性は、閉経後に骨密度が急速に低下していく傾向があります。
骨というとカルシウムというイメージですが、骨密度を維持するためにはマグネシウム・ビタミンDという栄養素が必要です。
特にビタミンDは骨に柔軟性をもたせて折れにくくしてくれるという働きがあると、整形外科のお医者様から教えていただきました。
そして最近では、免疫力アップ効果やガンや糖尿病、脳のトラブル、自閉症、妊娠しやすい体作りなどに有効かもしれないという報告もされています。
現在流行しているコロナウィルス感染症に関しても、血液中のビタミンD濃度が高い人には死亡率と重症化の確率が低いということが海外の医学雑誌で報告されています。
この報告が海外のものなので、日本人で同様の結果が出ているのかわかりませんが、私たちが美白を意識し過ぎることにより、日本人のビタミンD血中濃度は不足気味であるということは想像できます。
感染症に対しての効果は不確かですが、健康を維持するためにはビタミンDが必要だということは間違いありません。
でも、紫外線を浴びてシミやシワが出来てしまうのも嫌ですよね。
ですから、毎日の食事から積極的に補給しましょう。
ではでは、何がいいの?という話ですが・・・
まずは、魚とキノコ類と卵(卵黄)と覚えておいて下さい。 そして、ビタミンDは脂溶性なので動物性の魚類の方が効率よく吸収されますが、キノコ類でも炒め物などの油を使ったお料理で吸収率が上がります。
具体的には鮭やマス、あん肝、青背の魚に多く含まれます。 手軽に摂取できるのはツナ缶・鯖缶またはチリメンジャコやシラス干しなどの小魚です。 そして、キノコ類ではきくらげ(特に白きくらげ)や干しシイタケ(天日干しがおススメ)・舞茸・エリンギなどです。
食生活にお肉が多いと思われる方は、お魚にも目を向けてあげて下さいね。
もしサプリメントでビタミンDを摂取するような場合は、摂り過ぎると高カルシウム血症や腎機能障害等トラブルがありますので、摂取する場合はお医者様に相談するかサプリメントの容量を守るようにして下さい。
【余談】
私自身が以前、圧迫骨折をしたため、骨密度低下を防ぐために整形外科からビタミンDの薬が処方されています。 最近、今までいただいていたビタミンDの薬の供給が間に合わないので代替の薬に変わったのですが、その薬も今後は手に入らないかもしれないと薬剤師さんから伝えられました。
『何故?』という疑問から、ビタミンDについて改めて勉強させていただきました。
お薬の供給が間に合わないのはメーカーサイドの問題だとわかりましたが、ビタミンDが健康を維持するうえでかなり重要な役割を果たしていることがわかりました。
ビタミンDについてはまだまだお伝えしたいことがありますので、サロンご来店時やまたブログの中に書き残していきたいと思います。